ゲームに関するお話2題
○その1
ゲームを売ったりイベントを主催したり子供とゲームを遊んだりしてきた経験から言いますが、子供達は基本的に「どれが最強か?」という情報には常に飢えてますよ。そして本当に最強があったら(分かったら)迷わず使いますよ。理由は極めて簡単で「勝ちたいから」です。
ただ最強の某を手に入れた〝その後〟という話があります。その最強が本当に最強なのか疑ってかかる。他の最強がないか試す。それをやるかやらないかで成長などが決まる。そしてそういう選択肢がマジでなかったゲームはクソゲーと認定されてモチベが下がる。そんな感じです。それは大人も子供も変わらないです。
#ちなみに子供にそういう試行錯誤をさせる気がない、あるいは試行錯誤する余地がないゲームを「クソゲー」と呼ぶことに私個人は些かの躊躇も感じません。(」・ω・)」
我々大人はどうしても子供を下に見てしまう癖があるんだけど、全く同条件で成長したら大人はゲームで子供に勝てないですよ。大人はそれを過去の経験や財力などで補ってるだけ。大人がゲームの世界で子供から学ぶべきことは多いです。低姿勢で行きましょう。
○その2
プレイヤーに財力だけを求めて金を出せば勝てるゲームを作っておきながら、それでお金があまりない子供が勝てない様を見て「やはり大人は優秀だ」とか言っちゃうのは、さすがに違うと思うんですよねえ。子供をバカにしすぎです。ましてや子供は未来の上得意様ですよ?経験が浅くてあまりお金を出せないうちから勝たせて沼に引きずり込む工夫こそ必要だと思いませんか?
ただはっきり言っちゃうけど「お金ですべてが解決するゲームは大人が遊ぶには楽」なのよ。お金さえ用意すればいいんだから。それに関して売り手と買い手の利害が一致しちゃった結果が今なんだろうなあと思います。良い意味でも悪い意味でも。